肩に痛みが出ると五十肩を疑う方が多く、一般にもよく知られている病名ですが、五十肩は未だにはっきりとした原因が分かっておらず、誤診されることもしばしばです。
除外疾患として扱われるため、検査の結果どの疾患にも当てはまらない肩の痛みを、総合的に診て五十肩と診断します。
五十肩は自分で動かしても人に動かしてもらっても、痛みや硬さでどの方向にも動かせないのが最大の特徴です。
また、病期がとても長いことも特徴であり、炎症期・拘縮期・回復期の順に経過をたどり、半年間~2年間かけて次第に完治していきます。
病期が長いため途中で治療を中断される方もいますが、拘縮期にしっかりと治療をしないと肩の拘縮(可動域の制限)を残すことが多いため、最後まで通院することを推奨します。
2. 治療期間
五十肩はどんな治療を行っても完治まで半年間から2年間かかります。
また、個人差がありどの程度かかるかは経過を診ながら説明しています。
治療期間が長いですが症状は軽減していきます。一緒に根気強く治療を続けましょう