肩関節は人体で最も可動域の広い関節で、腱板という4つの小さな筋肉の腱から構成される複雑な構造で、肩の動作に大きな役割をもっています。
繰り返し肩を使うことで腱板の機能が低下し、本来の滑らかな肩関節の動きに障害を来たすものをインピンジメント症候群と言います。
肩関節より上に腕を挙げる動作を繰り返すことで肩関節周囲の組織が炎症を起こし、動作時や動作後に痛みを生じる疾患です。
スポーツでは、繰り返す投球やバレーボールのアタック、日常生活では窓ふきや上を向いての作業などがこれに当たります。
特にフォームに問題がある場合や、肩関節周囲の柔軟性の低下が大きなリスクとなります。
損傷の程度によりますが、1~2週間程度で症状が消失します。
組織に損傷がある場合は、早い方だと1ヵ月程度、長くかかる方は3~6ヵ月程度かかる場合があります。
当院では手技療法、電気治療、テーピング療法など症状に合わせた治療を行います。
肩の痛みにお困りの方は一度ご相談してください!