頭痛は、多くの人が経験する身近な症状であり、さまざまな原因によって引き起こされます。 頭痛は一般的に、頭部や首に痛みを感じる状態を指しますが、その痛みの程度や特徴は人によって異なります。

頭痛のタイプ

頭痛は様々なタイプがあり、その原因や治療法も異なります。

1.緊張型頭痛(Tension-type headache)

最も一般的な頭痛のタイプであり、軽度から中等度の持続的な頭痛が特徴です。通常、両側の頭部や額に圧迫感や締め付け感を伴います。

ストレス、不良姿勢、筋肉の緊張、眼精疲労などが原因とされます。

2.片頭痛

頭痛は、片側あるいは両方のこめかみから目のあたりにかけて、脈を打つように「ズキンズキン」と痛み、体を動かすと頭痛がひどくなることが特徴です。動くと痛みが悪化する場合が多くあります。

ふだんは気にならない程度の光をまぶしく感じたり、音やにおいが気になったりします。吐き気や嘔吐を伴うこともあります。

前兆のあるタイプと前兆のないタイプに分けられ、前兆があるタイプは20~30%程度です。 前兆のあるタイプはギザギザした光が見えたり、視野の一部が見えにくくなったりする視覚性前兆が90%以上に認められます(閃輝暗点)

3.群発頭痛

目の奥を抉られるような痛みがある特定の時期に発生します。 期間は短い場合1週間、長い場合は1年間の場合もあり、タバコやアルコールがトリガーになる場合があります。

4.二次性頭痛~原因疾患のあるもの(脳腫瘍、クモ膜下出血、硬膜外血腫など)

血腫が増大することで後から頭痛や嘔吐などの症状が現れ、その後、意識障害、麻痺、瞳孔不同(どうこうふどう=左右の瞳孔の大きさが異なる状態)などの神経症状が徐々に悪化していく場合があります。

痛みもかなり強く、トンカチで殴られたようなと表現されることも。

このように1口に頭痛といってもたくさんの種類があります。 当院は種類に応じて筋肉、関節、神経など様々な方向からアプローチすることで改善に導きます。

頭痛でお困りの際は一度ご相談ください。