ぎっくり腰(ぎっくりごし)は、急性腰痛症の一種で、突然の動きや重いものを持ち上げる際に腰に強い痛みが走る状態を指します。英語では「腰のぎっくり腰」とも言われ、「急性腰痛」や「腰部捻挫」とも呼ばれることがあります。
原因
ぎっくり腰の原因には、筋肉や靭帯の損傷、椎間板ヘルニア、筋膜炎、関節炎、ストレスなどが含まれます。これらの問題が腰部に急激なストレスを与えた結果、筋肉や靭帯が引き伸ばされたり、小さな損傷を受けたりすることで痛みが発生します。
症状
ぎっくり腰の症状は、突然の腰の鋭い痛みや、動くと悪化する痛みが一般的です。痛みは、座ったり立ったり、歩いたりする際に増すことがあり、体をまっすぐに保つのが難しくなることもあります。また、腰の周辺に炎症や腫れを感じることもあります。
治療
ぎっくり腰の治療には、以下の方法が一般的です:
- 安静:腰を安静に保つことが重要ですが、完全に動かないでいると回復が遅れることもあるため、痛みが許す範囲で軽い動きを行うことが推奨されます。
- アイシングと温熱療法:最初の72時間はアイシングが効果的で、その後は温熱療法に切り替えることが多いです。
- 鍼治療:患部に刺激を与えることで回復促進をしたり筋肉を緩めて腰を動かしやすくします。
- 理学療法:ストレッチや筋力トレーニング、物理療法(マッサージや超音波治療など)を行うことで回復を促進することがあります。
予防
ぎっくり腰を予防するためには、腰の筋肉を強化し、正しい姿勢を保ち、重いものを持ち上げる際には膝を使うなどの適切なリフトテクニックを習得することが重要です。
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